電気の買取価格が下がっているけど太陽光発電を導入すべき?

屋根の上の太陽光パネル

早くからオール電化に踏み切った人は、光熱費の削減に対する意識が高い人が多いです。

では、今までガスと電気の両方を使っていた人にとって、今からオール電化と太陽光発電システムの導入は果たして得策なのだろうか。

光熱費削減効果が高いことは先にオール電化を導入した人が知っている

都市ガスが普及していない地方ほど、平均価格と称したプロパンガス会社の価格吊り上げ被害に遭っています。

オール電化へ早期に踏み切った家庭ほど、驚くほどに光熱費が下がったことに驚いたはずです。

では、なぜ普及初期にオール電化へ切り替えた世帯は、すぐに太陽光発電システムを導入しなかったのだろうか。

背景として太陽光発電パネルの生産歩留まり問題により、大量生産が軌道に乗るまでは高額な製品だったからです。

実際に、太陽光発電パネルの価格が暴落して以降、順次太陽光発電発電システムを後付けでオール電化に組み込む世帯が増えています。

太陽光発電システムと組み合わせると光熱費の無駄を削ぎ落とせる

太陽光発電システムとオール電化の相性が何となく良いことは分かっても、なぜ組み合わせるとメリットが高いのだろうか。

本格的に導入を検討すると、オール電化向けの電気料金が特別なことに気がつくはずです。
日本国内では、単相100V電源が広く使われていますが、オール電化では3相200V電源が一般的となっています。

広いリビングを持つ家庭ならば、大型エアコン導入により200V電源を使っているはずです。
太陽光発電パネルにより作られた電気は、パワーコンディショナーにより家庭内で好きな電圧に変換出来ます。

太陽光発電が行われている昼間は、設定次第で売電と家庭内使用を自由に選べるので、光熱費が最も少なくなる設定にしておけば良いわけです。

太陽光発電を導入しても固定買取価格制度によるメリットが少ないのではないか

太陽光発電システムが広く普及した背景として、政府により2009年に定められた固定買取価格制度があります。

従来は電力会社が自主的に余剰電力を電力会社に都合が良い価格で買取していました。

固定買取価格制度は、売電目的で太陽光発電システムを導入すれば利益が挙がるほどに高額買取価格によりスタートしたわけです。

余剰電力買取と発電された電力の全量買い取りでは、電力会社の負担が異なるために価格が異なります。

しかし、2009年に家庭向け余剰電力買取価格が、出力抑制有り48円/kWhと出力抑制無し24円/kWhからスタートしました。

段階的に固定買取価格が引き下げられて、2017年度には出力抑制有り30円/kWhと出力抑制無し28円/kWhへ下がっています。

これでは太陽光発電システムを導入してもコスト倒れになると考えがちです。

確かに太陽光発電システムを事業として行うためには、目算が甘いと採算が厳しくなるかもしれません。

しかし、家庭内では売電よりも電気の購入量を減らすことを主眼に置くべきです。

固定買取価格が下がっているからこそオール電化と太陽光発電システムのタッグは生きる

固定買取価格制度による再生可能エネルギーの買取価格下落は、初期からの投資家にとっては厳しいでしょう。

しかし、固定買取価格の下落以上に太陽光発電パネルの暴落が激しい点を忘れています。

これから太陽光発電システムを導入する家庭ならば、設備費用が安く元が取れるまでの年数が少なくなるわけです。

オール電化を導入した家庭ならば、ガスと電気を両方使う家庭よりも電気使用量は必然的に増えるはずですよね。

しかし、太陽光発電システムにより自宅で作った電気を使うか売電すれば、電力会社から購入する電気量は少ないわけです。

電力料金表を確認すると分かるように、従量制料金は段階的に1kWhあたりの単価が高くなる3段階料金制度を大手電力会社は採用しています。

3段目料金に到達しない使い方が出来るだけでも、電気料金は下がるわけです。
必要以上の電力は買わずに済むことが、太陽光発電併用の最大のメリットです。

深夜電力が激安販売されている理由を知ろう

オール電化を導入すれば、高いガス料金に加えて何もしなくても請求されるガス基本料金が無くなります。

電気料金に統一されるので、基本料金の多重払いという無駄を削除可能です。

また、発電所は発電開始と送電開始の2段階の手順を踏んで、各世帯に電気を届けていますが、発電所の発電機は巨大なために一瞬で稼働と停止が出来ません。

夜のピーク電力消費に合わせて発電量を決めて発電しますが、各家庭で電気消費量が落ちる深夜になったからといって、すぐに発電機は止められません。

深夜電力が激安販売されているのは、溜めておけない電気を深夜に有効活用して欲しいために、意図的に激安販売しているからです。

再生可能エネルギーのうち、太陽光発電が多すぎると火力発電所に夜間負荷が掛かりすぎて深夜は電気が余る状態になりがちです。

新電力がオール電化に対応しない理由は深夜電力が激安だから

電気販売が自由化されて以降、一般家庭でも新電力へ乗り換える家庭が増えています。

しかし、オール電化導入世帯については新電力の乗り換えは起きていません。

なぜなら、地域の大手電力会社が提供しているオール電化向けの料金プランは、深夜電力を激安販売しているために新電力が追随出来ないからです。

貯湯式給湯器は、深夜電力の激安電気料金にてヒートポンプユニットを介して沸かせば、リアルタイムに伝熱プレートで沸かす時の1/6の消費電力で済みます。

消費電力が少なく激安で給湯システムを賄えれば、昼間は太陽光発電システムによりほとんど電気料金が掛からず、売電も可能です。

実際にフルに電気料金が発生するのは、帰宅後就寝前の時間のみに過ぎません。

まとめ

今現在ガスと電気で基本料金の二重払いをしているならば、勿体無いことに早期に気がつくことが大切です。

火を直接取り扱わないオール電化ならば、子供から年配者まで安全に利用出来ます。

発電所の稼働サイクルにより生まれた深夜電力の激安販売は、貯湯式給湯器とヒートポンプユニットというオール電化家庭の環境にピッタリです。

太陽光発電システム自体が安くなったことにより、固定買取価格が引き下げられているので、既に導入しやすい価格になっています。

売電目的では厳しい収支であっても、自宅で使う目的ならば、昼間の高い電気料金を払わずに済む分だけ家計にも優しいです。

このままガスと電気の基本料金多重払いを続けるよりも、地球環境に優しいオール電化と太陽光発電システムの組み合わせが良いと分かります。

太陽光発電の見積もりを取るならどこが一番オススメですか?

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