太陽光発電で投資した金額を回収するために必要な準備と情報は

太陽光発電投資

執筆者:太陽光パネル歴5年生
自己紹介:会社の屋根に太陽光パネルを設置するプロジェクトにかかわったことで、自身でも田舎の空き地に太陽光パネルを設置し、副収入を得ています。


太陽光発電で、お得に暮らせるでしょうか?

また、設置するか否か、何を基準に選べばいいのでしょうか。

実際に副収入として設備投資を回収するためにはどれくらいの規模が必要なのでしょう。

筆者の体験談をこっそり教えちゃいます。

太陽光発電は投資です

太陽光発電は、クリーンエネルギーの代表のような存在です。
いわゆる地球にやさしいエネルギーというやつです。

地球環境のことを考えて太陽光発電の導入を考えておられる方は、誠に素晴らしいと思いますので、そのまま導入されるのがいいと思います。

地球環境もさることんがら、電気代を安くしたい、あわよくば副収入のような位置づけで導入を検討されている方に、ご説明させていただきます。

簡単に、太陽光発電の収支を説明します。

発電した電気を電力会社に買ってもらう。
それが唯一の収入です。設備の購入費用とその修繕や保守、保険にかかる費用が支出です。
単年でみると支出が収入を軽くオーバーしますが、20年スパンで見ると利回り7%とかを謳っているメーカーが多いのではないでしょうか。

なぜ20年かというと、太陽光パネルの寿命がだいたい20年とされているからです。
メーカー保証は最低10年といったところでしょうか。日々の電気代を発電で賄って、残りを電力会社に売る。
という仕組みを期待されている場合は、使用した電気代と売った電気代の差額で、設備費用を賄えるか。
という視点で検討されるといいかと思います。

特に、戸建の屋根の上に設置する場合、相当な重さが家屋にかかります。

太陽光パネルはとても頑丈に作られていますが、20年の間に何があるかわかりません。

台風や落雷、パネル自体が損傷しなくても、電気を発電して送電することが出来なければ故障となります。
そのため、不慮の故障のために保険があったりします。

投資とは出口戦略が大切です

投資で一番大切なのは出口戦略です。
投資の中心にあるのは現金です。現金を他のものに変えて、最終的に現金に戻す。

というのが原則です。為替をイメージするのがいいかもしれません。

日本円をドルに変えて、また日本円に戻す。
というプロセスで手数料を加味して日本円が増えたとか減ったとかが投資の本質です。
太陽光発電ではどうでしょうか。

まず、太陽光発電パネルを現金で購入し、現金を払って設置してもらいます。

この現金を、複数年にわたって回収していきます。

太陽光パネルが万が一、故障したら現金を追加で投入します。
そして太陽光パネルがその寿命を迎えた時、パネルを撤去する費用がかかります。

太陽光発電の投資としてのスケールです。
設備は今のところ最終的にゴミとなってしまうので、これらを売って現金を回収するというのは見込めません。

いかに、電気をたくさん作って電力会社に買ってもらうか。
が肝要です。設置面積が広ければ広いほどいいです。
発電効率がいいほど、回収できる現金は多くります。

太陽光パネルの種類と価格差の正体

太陽光パネルは大きく日本製、中国製、カナダ製(中国製)、ドイツ製にわかれます。

太陽光発電はヨーロッパやカナダが先進国であると言われています。
外国製のパネルは日本製に比べて安い傾向があります。

太陽光パネルは発電効率がいいものほど高くなり、日本製のもは発電効率がいいとされています。

発電1kwを生み出すのにどれくらいのエネルギーが必要か。
という基準で比べられるといいでしょう。

また、発電効率がいい仕組みは単結晶シリコンという種類のパネルです。

面積あたりの価格が一番安いのは、アモルファスシリコンです。
同じ発電をしようとしたら、アモルファスシリコンは、単結晶と比べて面積が約2倍必要という検証結果もあります。

単結晶シリコン>多結晶シリコン>アモルファスシリコンの順で1枚あたり発電量が少なくなります。

最近では、CIS太陽電池という仕組みができて、シリコン製より発電効率がよく、単価が安くなっているものがあります。
太陽光パネルは、年数と共に発電効率が落ちていきます。したがって、価格差は発電効率の差と言い換えることができるでしょう。

太陽光パネルの真実

シリコンタイプの太陽光パネルは、どのタイプでも気温が高いと発電機能が低下します。

日照が期待できる真夏の方が、発電機能が低下するため日照時間あたりの発電量に不満を感じることがあります。

また、多結晶シリコンタイプの太陽光パネルは一枚が影に入ると全ての発電ができなくなるというパネルもあります。

屋根の上に設置しても、一部が雲にかかってしまう場合など、環境下に左右されて発電が全滅するケースがあります。

そのため一枚あたりの発電量もさることながら、1枚のパネルが損傷した場合、または影に入った場合でも全体で発電がなされるかどうかを必ず確認されたほうがいいでしょう。

電気を売る、電気代を払う、相殺はしない

発電した電気は、全て買い取ってもらいます。

その間使用した電気は、電気代として支払います。
電気代の明細は2枚になります。電気代の買取価格は、電力会社によって異なります。
新電力会社も選択できます。
もちろんより高い電力で買い取ってもらえば、投資効率はよくなります。

太陽光発電の損益分岐点は

個人的な話になりますが、私の設置した時は太陽光パネルも現在より高単価でしたし、今発売されている製品より発電効率は悪いです。

ただし、設置費用に補助金が自治体から支払われたのと、発電金額が固定であったため、収支はプラス運用になっています。

また、発電量が50kw未満の設置をしているため、パネル代だけの最小限の設備投資で済んでいます。設置したパネル面積は150坪ほどです。

実際に副収入として期待するのであれば、面積が広いほどいいでしょう。副収入を期待し、設備代を回収するためには実際に何坪にパネルを設置できるのかがカギとなります。

まとめ

太陽光発電パネルになんらかの不具合が生じた際、メーカーに問い合わせることになると思われます。

最悪なパターンを想定すると、その時メーカーが無くなっていた、または連絡を取りようが無い。といったケースがないとは言えません。

長く付き合うことになりますから、メーカーや設置してくれる業者選びが一番大切かもしれません。

また、発電量は正直予測にしかなりません。

気温が上がりすぎると発電効率が落ちる仕組みの太陽光パネルもあります。
投資は綿密な準備をして、考えられるリスクをできるだけ排除することで、得られるリターンを算出するのがセオリーです。

納得いくまで、メーカーや販売店とお話合いされることをオススメいたします。

最後に、電気製品というのは故障を避けて通ることが出来ないと私は考えています。

20年たっても発電効率を保証してくれる国産メーカー品もありますし、故障にかかる費用をカバーできる保険もありますので、リスクヘッジに併せてご検討されるのがといいと思います。

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